悩みすぎな私の子育てライフ

ある主婦の生存軌跡を残すメモ

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とある主婦の覚醒「私、人気ブロガーになる!」~その①

私は3歳と1歳の子育て主婦。

毎日が子育てに追われてる、本当に普通の主婦。

特別な能力は何もない。

昼間テレビをみて、芸能人ママは輝いてていいなーとか、ぼーっと思ってる、そんな感じ。

最近では、オリンピックとか観て、輝いてる選手をみて、いいなーとか思ってた。

目標に向って必死に努力して世間に注目を浴びている選手の姿は私には眩し過ぎるみたい。

子育ては自分に合ってるし、決して金持ちとはいえないけど、緊迫する程お金にも困ってないし、働く理由もないから、子育てに没頭させてもらってる。

本当に贅沢な立場だ。


子どもと、毎日を過ごす今は本当にかけがえのないものだ。


でも果たして、子どもが大きくなった時、自分を誇れるか?


キラキラと人生をおくっている姿を見せることができるのか?


いずれ私は裕福な家庭ではないから、子どもが就学したら、働かないといけない。


特に大した資格とかももってないし、転勤族だからなぁ…。

やるとしたら、スーパーのレジ打ちとかしかないのかなぁ〜。

寧ろ、こんな長い間社会から隔離してた私がレジ打ちできるかも怪しいぞ?



とにかく、将来の明るい自分のビジョンが欲しい。没頭できる目標が欲しい。



そんな自分を変えるべく、今まで色々資格とか調べたりもした。

看護師目指そうかーとか、栄養士の資格のとり方とか。

でも、調べれば調べる程、今の自分にとって現実味のないものばかり。

やっぱり、実務経験か、学校に通わないといけないのね。

って落ち込むばかり。

暇があれば、携帯で検索する「専業主婦 転勤族 仕事」



そんな、何かが満たされない日々を送っていたある日。

何故かある考えが舞い降りてきた。

ニュートンがリンゴが落ちるのを見て閃いたように。

何故か突然。

それは、



人気ブロガーになること!


あまりにも陳腐な閃きだと分かってる。

でも、こんな自分にも一応可能性が0というわけではない。

しかも、こんな私でも、もしかしたら誰かの役に立てるかもしれない!
社会に少しでも貢献できるかもしれない!

もし、上手くいったら将来、パートで稼ぐぐらいなら、まかなえるかもしれない!


もしかしたら、もしかしたら、好きなディズニーとか、自分の稼いだお金で行けるかもしれない!

スタバとかで、お金の事を考えずにガブガブ飲める日が来るかもしれない!

夢だけが頭の中で広がっていく。

私は興奮していた。

興奮して、楽しくなって、いつもより子育てを張り切ってやっちゃったりもした。

夫にこの私の内なる覚醒を言いたくて、むずむずする。

でも、なんか言いづらい。

言いたい。

言いたい。

でも、何かが私の邪魔をする。

本心を打ち明けることは勇気がいる事なのだ。



夫はテーブルの正面でいつもの日課のオンラインゲームをしている。


ちらちらと夫をみる。

目が合う。

「どうかした?」

やっと私の内なる異変に気付いたようだ。

もじもじする私。

「どしたどした?」

少し、私に関心を示してくれたみたいだ。

思い切って言ってみる

「私・・・・、・・・新しく夢ができたんだ!」





「ふーん・・・・・そう。」



パソコンぴこぴこ。



意外と冷めた反応。


・・・まあ、仕方がない。今まで同じようなことが2回あってさんざん振り回してきたのだ。


覚醒その1

「私、鍵編みのプロになる!」


これも、夜中にいきなり閃いて興奮して寝れなかった。

頭の中ではすでに人気編み師になって、テレビ出演までしていた。

しかし、道具を揃えて、安売り毛糸を悩みに悩んで買ったものの。
肩こりを理由に夢は散り去る。


覚醒その2

「私、学校の先生になる!」


これも、下の子どもが就学したらすぐ働けるように、教える科目を勉強して土台を築く!とか言って高い6千円ぐらいするテキストを買っちゃったりして、張り切っていた。この時も鼻息荒かった。

だが、「やっぱ勉強しんどいわ。」の一言で、私の希望への架け橋は崩れ落ちる。





だから、仕方ない、仕方がないんだけど…


もうちょっとぐらい、関心を持ってくれよ!



しばらくパソコンゲームをピコピコしたあと、やっと突っ込んで聞いてくれた。

「・・・で、その夢ってなんなの?」

「恥ずかしいから、言えない。」

基本、私はこんな感じの面倒くさい構ってちゃんなのだ。

「なんだよ。変に気になるじゃないか〜。」

はい、いつものように、構ってちゃん対応して頂いて感謝しております。

「・・・。え〜、・・・いつか話すよ〜。」


「今いってよ〜〜。」



ゲームぴこぴこ




「・・・(もじもじ)」




「・・・(もじもじ)」






「人気ブロガーとか?」


「・・・・・!!」




夫はエスパーか何かなのでしょうか?


(多分)つづく

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